〒100-0004 東京都千代田区大手町2-2-1
新大手町ビル1階、地下1階、地下2階

03-3516-7151

ステイホームで飲酒量が増えていませんか?

氏名 稲葉 佑介【総合診療科】
経歴 群馬大学医学部卒業
東京女子医科大学病院 総合診療科入局
東京女子医科大学病院 医局長

適正飲酒量を知っていますか?

通常のアルコール代謝能を有する日本人においては「節度ある適度な飲酒」として、1日平均純アルコールで約20gとされています。
さらに、女性は男性よりも少ない量が適当であるとされています。
(厚生労働省ホームページより)
ビールならば中ジョッキ1杯に相当する量です。
アルコール含有量は
『お酒の量 (ml) ×{度数(%) /100}× 0.8』で計算されます。
自身のアルコール摂取量を計算してみましょう。

お酒の代謝能力

お酒に対する強さはひとりひとり違うため、お酒は自分のペースで飲むことが何よりも大切です。アルコールで臓器に障害をきたすのは、むしろ「お酒に強いといわれる体質」の人であることに注意が必要です。

飲酒の健康への影響

酒は百薬の長なのでしょうか?
「少量なら体にいいんでしょ」というあなた・・・
残念ながらこうしたデータは1990年代までのものなのです。
少量の飲酒は心筋梗塞のリスクを下げることが確認された一方で、脳卒中や大動脈瘤、致死性の高血圧性疾患のリスクを有意に上昇させ、総合的には寿命を縮めていると報告しています。

健康診断を活用しましょう

健康診断では、特にγ-GTP・AST(GOT)・ALT(GPT)の値をチェックしましょう。
お酒により最も影響を受ける検査項目はγ-GTPです。γ-GTPの数値が高い状態は、肝臓に負担がかかり過剰に分泌されたり、肝臓から血液中に漏れだしている状態をいいます。
・50以下→正常範囲です。
・50~100→肝臓に負担がかかり始めています。
・100~200→真剣に節酒を考えるタイミングです。医療機関を受診しましょう。
・200以上→肝炎も疑います。すぐに医療機関を受診しましょう。